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2015.05
04
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00:10
Category : ヒストリカル
冬の旅人

タイトル : 冬の旅人
著者   : 皆川博子
出版社  : 講談社

内容(BOOKメーターより)
●上巻
裕福な骨董商の家に育った少女・環は、幼いころに見た一枚の西洋画に心を奪われる。その運命の導くまま、聖像画を学ぶために、17歳で革命前夜の帝政露西亜へと留学するが、尼僧たちのいる窮屈な名門女学院を脱走、市中の貧民窟、そしてシベリアへと北の大地を彷徨い、絵筆をとりつづける。大河歴史ロマン。
●下巻
時は19世紀末。一枚の絵に魅入られ、芸術の悪魔に身も心も奪われた環は、露西亜の大地を彷徨い続ける。高名な美術収集家トレチャコフ、怪僧ラスプーチンとも出会い、宮廷へと招かれるが、やがて抗いがたい革命の炎と欲望、過酷な運命の渦に巻き込まれていく…。実在の人物に想を得た壮大な歴史フィクション。

「死の泉」との出会い以来、皆川博子さんの作品を拝読しています。
さてこちら、「冬の旅人」は、本格ミステリ大賞受賞の「開かせていただき光栄です」、吉川英治文学賞「死の泉」に比較すると派手さはないのですが、それはもうとっても、私好みに退廃的なのです。舞台が現代のものより、少し以前の時代を背景にした物語の方が、それは濃厚さが増すような気がします。

皆川博子の小説はよく幻想的、と表現されますが、私は読んでいてよく眩惑されます。現実なのか、狂気なのか。
「冬の旅人」は、環(タマーラ)の長い物語。にもかかわらず、全編通して冬を感じさせるのです。とても寒いロシアの冬を(ええ、行ったことないですけどね!)。
読み終えた時、それはもう、タイトルは「冬の旅人」しかないんだなあ、としみじみじみ~と感じた私でした。

最初は少し読みづらいのですが、引き込まれるのはあっという間です。


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