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2016.07
17
Category : ヒューマン
<作品> 「明日、カフェで会おう」 R15 *完結済み*
<作者> 乃梨  さま
<リンク> 「小説家になろう」さま

<作者さま作品紹介より>
恋と仕事をいっぺんに失くした椎野直、職業バリスタ。再出発にと選んだカフェ・アンソロジーでまったくタイプの違う三人の上司と出会う。その内の一人、総責任者の海道聡は初対面から無愛想でぶっきらぼう。初めは怖くて苦手だったものの、少しずつ彼の内面を知り惹かれていく直。一方、妻・祥子の死に罪悪感を抱く聡は、直への想いを自覚するも一歩を踏み出すことができない。やがて聡の友人でもあるもう二人の上司が、何らかの思惑のもと彼らのために動き出して――。もどかしい二人の恋の行方は? そして祥子の死の裏に隠された事実とは? 郊外のカフェを舞台に繰り広げられる恋と人間模様。

最近、「異世界」のタグでばかり検索していたので、久しぶりに現代ものの作品を読んでみようと何気なく読み始めたのですが、これがもう、とっても面白い。ほとんど徹夜で読み切りました。三連休でよかった。

メインの登場人物は直と聡の恋愛なのですが、作者さまが「ヒューマンドラマ」と位置付けられているだけあって、彼らを取り囲む環境、家族だったり仕事だったりとたくさんのことが絡み合っています。
登場人物の書き分けがとてもはっきりしていて、しかも主要登場人物が誰も魅力的です。ちょっとした言い回しや会話が楽しくて、実際にあるあると、ププッと笑いがこみ上げるシーンも少なくありません。

クールで寡黙に見える聡の心情と葛藤が、直と接するほどに徐々にほどけていく様子にドキドキして、2人がゆっくりと(でも時折周囲からすごいハッパをかけられつつ)距離を縮めていく様相にまたドキドキして。
とはいえ、妻を亡くして3年たっても結婚指輪をしたままの男性との恋愛が紆余曲折もなく進むはずもなく、彼女の死、あるいは彼女の存在を主軸とし、過去と現在を絡めて物語が展開されていきます。
「どの時点まで戻ってやり直せば祥子は死なずに済んだだろう」という、ある登場人物のこの一文は、生前から祥子に関わった人物の誰にもよぎった言葉なのではないかと思います。

楽しいばかりではなく、良い人しか出てこない、とは言えないお話しなのですが、少し苦みとやるせなさを残した読後感は、けれどすっきり。
我慢できなくてあっという間に読み終えてしまい、もったいないことをしたような気もします。


追記:アップしてから気付きました。こちらの作者さま、「カン違いにもほどがある!」と同じ方なのですね。どうりで面白いはず。さすがの安定感でした。

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