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2016.06
26
Category : B/L
<作品> 「沈まぬ夜の小舟 」 *完結済み* ==BL==
⇒Top Page ⇒小説 ⇒作品タイトル
<作者> みかな さま
<リンク> 「トルタンタタ」さま

<作者さま作品紹介より>
 母を失い、住む家を無くした17歳の相澤創は、ひとりで生きていくすべを得るため、
 アルバイトを掛け持ちしているだけでなく、自分の身体を売っている。
 ささいなきっかけから、住む場所がないことを医師の高野と瀬越に知られ、
 二人に世話になることになった創は、初めて手にした自分の居場所を失いたくない
 余り、自分の本心や知られたくない秘密を隠そうと、二人に嘘を付き続ける。

 ひとつひとつの小さな嘘は、やがて少しずつ三人の関係を歪めてしまい…

書店員のBL漂流記」さまで紹介されていた作品です。
BLが好き、というわけではないのですが、最近はこちらにも結構アンテナが反応します。

物語を読んで、「キュンキュンする~!」とのたうち回ることはあっても、泣くということは滅多にありません。厳選してハッピーエンドものだけを読むようにしているからです(たまにハズれる)。
が、が。こちらの作品は、紹介ブログと、作者さまの作品紹介を読んだ時から、きっとくるなあ・・・とわかってはいたのですが、どうにも魅力的な作品に思えて土曜の夜から読み始め、終わりが気になってどうしても中断できず、そのまま読み続けてしまいました。

母親が亡くなったことも、父親が彼を見捨てて新しい家庭を持ったことも、それらのどれも彼自身のせいではないのに。
そんな境遇でも彼が幸せになろうと一途でひたむきに頑張っている。なのに遠ざかってしまう。だけどまだ彼が頑張ろうとする姿に、体を売らなくていいよ、そんな嫌な店長のいるコンビニで働かなくていいよと、そして自分が溺れないために必死だった(あるいは、自分と同じように誰かを堕としたかった)のだろう瀬越から受けたことに対し、創が選んだことにビーと泣けました。
物語は静かに、淡々と、童話のように描かれます。内容は結構苛烈ですが、激しい表現はありません。その対比が、余計にこのお話を切なく読ませます。
彼の小さな舟は、低いところを静かに漂っています。

主な登場人物は、主人公の創と、彼のアルバイト先の病院に勤務する医師2人、高野と瀬越。
創の恋する相手、高野は、終盤になって存在感が増します。それまでは、優しい人、という印象の方が強いのです。
また、おまけ話の特に高野視点を読んで、瀬越だけでなく彼もまた不器用な人なのだとわかると、本編での彼の印象が大きく変わります。
やっと創が幸せになれたんだなあと思うと、日曜日はたとえ10時になって起きだすことになっても、しかたなかろう・・・という思いです。

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